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なでしこブログ 「UCとお呼びっ!」
潰瘍性大腸炎の私の日記 (切っちゃった大腸の12ヶ月とそれから)
♪ひとつ曲がり角、ひとつ間違えて?迷い道クネクネ?♪
20070611232640



ここを登れば・・・すぐそこには、バス停があるはずだった・・・?!



今日は、娘の腸の細菌検査の結果を聞きに行く日。


予約は、朝一番の9時だった。



先日の内視鏡検査の後に、そ?言われて紙を渡されたものの・・・娘は「月曜日は無理なので金曜日にしてくれませんか?」と申し出た。

「検査の結果だけですから代理でお母様だけでもいいですので。」と言われ、結局、私一人で行くはめになった。



ウチのそばのバス停からは、Mクリニックのすぐそばの「御所山」経由のバスが出ていない。


だから今までは、娘と二人、戸部駅前あたりで降りて、しばらく歩いてた。


今日は、一人だし、ちと心細かった。



だって・・毎回、バス停降りて病院に向かおうと歩きだすと、後ろから娘に「違うよ?どこ行くのよ?こっちだよ!」って言われてきたから。



自分では、自信満々で歩いてるんだけど、どーしてだか、ちと方角に弱い。


そこで、昨夜、急遽思いついたのが、このコース。



まず、朝早くにチャリで仕事場に行く。



そこから「御所山」経由のバスが通ってる山の上のバス停まで歩いて行く。



『我ながら、なんて完璧な計画なんだろうか・・』と安心しきって眠りについて、今朝を迎えた。



「ぜんまいざむらい」をなかばにして、チャリで出発した。



雨上がりの眩しい晴れの中、何の不安もなく、颯爽と仕事場に到着した。


チャリを置いて、目的のバス停へ向かった。


見上げた階段は、高くて長かった。



この前、常連さまのお婆さんに話かけられた・・・「私、初めてあの階段上ってみたんだけどね、途中で後ろ見たらね、怖くなっちゃって戻ってきちゃったわよ。」



雨上がりのその階段は、いかにも滑りそうで、思わず真ん中にある手すりにつかまった。



『つめた?いっ。』雨でびちょ濡れだった。



半分くらい上ったあたりで、「はぁはぁ」してきた。


いつもたくさん歩いてるつもりだけど、息切れがして、足がプルップルしてきた。




こんなとこから転がり落ちたら「蒲田行進曲」どころの騒ぎじゃないよ。



絶対に、後ろを振り返るのはやめようと心に誓った。



『あと、もうちょっとだ?』


やっと上りつめたら、そこは・・・『違うじゃん!』

お不動さん?だった。

そして、その奥には、まだまだ上へと続く階段が見えた。

ちょうどお参りをしてるお爺さんがいたから、尋ねてみた。

「あの・・・ここを上ると、バス停はありますか?」

「えー?なんだって?」


お爺さんは、耳が遠かった。

「ここを上ると?、バス停はありますか??」




「あるよ?上りきると広い道に出るからさ、それを右の方に道なりにずっと行くとさ、森林公園の前のバス停に出るよ。」ボケてはいないようだった。



「ありがとうございました。」



お爺さんの真似をして、私もお不動さんにお賽銭を入れてお参りをしてみた。



何のご利益があるのかは、知らないけどっ。



やっと上りきって、教えてもらった通りに、右の方に道なりにずっと歩き続けた?つもりだった。



いっこうに森林公園なんて、見えてこない。



心配になって、誰かに聞きたいにも人がいなかった。



遠くからポツリと女性が歩いて来た。



私「すみません。道に迷ってしまったんですが、バス停に行きたいんですけど。」



結局、私はどこからか、全く反対の方に歩いてたみたい。



丁寧に教えてもらって、歩いて行くと、やっと森林公園とバス停が見えてきた。

『よかった?』



ホッとしてたら、バスが見えた。

走った走った。



『間に合った?』



鼻息も荒いまま、一番後ろの端っこの席に座った私は、朝から大きな仕事?成し遂げた充実感と、疲労でいっぱいだった。




グッタリしながら、Mクリニックに着くと、まだ9時前だった。



整理番号の札をもらって、濃?いお茶を飲んでちょっと癒した。


すぐに名前を呼ばれて面談室へ入った。



娘の腸には、まだ少量のキャンピロバクター菌がいると言われた。

けど、この程度の量は、自然になくなっていくので、抗生剤も飲む必要はないと言われた。



とにかくよかった。



会計を済ませて、仕事に向かってバスに乗った。



朝と同じバス停で降りて、同じ道を戻った。



途中から、どっちに行けばいいのかわからなくなったけど、自分を信じてつき進んだ。


間違えた。



でも・・・見たことも歩いたこともないようなこれまた長い階段を下ると、ま?ま?知ってるところに出た。



かなり、ずれたあたりに出たけど・・・『まっいっか・・・』



てくてく、せっせと歩いて、いつもの出勤時間には仕事に入れた。




仕事する前から、疲れちゃってた今日一日だったけど、何とか無事に、元気に終わった。




奴に話したら「大腸ないのに、くだらないことやってんじゃないよ!」



奴は、まだ知らないんだね。



「人生には、何一つとして、無駄なことなんてない。」ってこと。



あ?あ・・・筋肉痛。

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コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でした
そんなに歩いたらさぞ疲れたことでしょう。ゆっくり休んでくださいねv-222

「人生には、何一つとして、無駄なことなんてない。」
なんていい言葉なんでしょうv-353
なでしこさんの前向き精神見習わなくちゃv-410

2007/06/12(火) 08:41:16 | URL | モグモグ #-[ 編集]
凄い階段ーッ
なでしこサンお疲れ様でした

診察から帰って来たところなんです
自分の悩みを話して主治医から言われた言葉を繰り返し心で呟いて滅入っていたんですが
「人生には、何一つとして、無駄なことなんてない」って言葉で
霧がパァーッと晴れた気分になれました 少し気持ちが軽くなれましたv-222
2007/06/12(火) 19:02:13 | URL | しじみ #QZfi5Q4g[ 編集]
モグモグさんへ
太ももがピクピクしちゃいましたよ。v-408

奴にはこんなこと言っても「無駄なものは、無駄。時間の無駄。失われた時間は2度と戻ってこないんだから。」と、通用しませんけどね。笑v-397

私は、通ったことない道を見つけたりすると、すごく嬉しかったりするもんで。v-398

誰かに迷惑かけた訳じゃないので、私には貴重な迷い道のひとときでした。v-415
2007/06/13(水) 00:00:40 | URL | なでしこ #-[ 編集]
しじみさんへ
しじみさん、診察お疲れ様でした~v-100
内科の診察ですか?繰り返して滅入るような言葉は、繰り返しちゃだめじゃん!v-413

しじみさんにも、あの階段上らせてあげたい。あれ・・・滅入ってるひまないよ。(ごめんなさ~いv-436
2007/06/13(水) 00:12:05 | URL | なでしこ #-[ 編集]
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